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NO・3 今年も、、夏が来た。
赤とんぼ・木枯らし・桜花そして本番の夏がやってきた。この日の為に1年中 野球、、野球で日が暮れた。
彼が監督になって、初めての夏の大会が近づいた頃、日焼けした顔とはうらはらに、元気のない姿を私の前に現した。
どないしてん。迫力ないやんけ。
イヤー。、、、監督て、こないしんどいとは、思いませんでしたわ。
何かあったんか? 実はメンバー20名を決めかねていますねん。
18名までは、何とか納得できるメンバーを組めましてんけど、後二人が決めようがないんですわ。
ううん!解るわ!その気持ち、お前だけやのうて、皆そうやで。特に高校野球の監督さんなら、この時期半分以上は、胃薬と親戚ずきあいをしてるで。
そらそうやろ。自分の判断でその選手の一生が変わるかもしれんと、思ったらあと2人決めるのに20日間かかってもおかしないで。
どのチームの監督もみんなそれで苦労をしてるんや。
例えばセンスは無いけど真面目に休まんと頑張った、上級生を入れてやるか、来年の為に力の有る下級生を入れるかは、最終的には、監督であるお前が決めやなしゃないで。
ノックするだけやのうて、それもこれも含めて、少年野球の監督やで。
替え歌にこんな歌があるんや。
新聞記者も人の子よ ポッポの汽車ではありません。それが何より証拠には、酒も飲みます、恋もする。
その悩みが名監督のだい一歩やと思う。
しかし マア、初めての経験やからしんどいわな。
少年野球の監督とは、、
馬鹿じゃ成れない。 利口じゃ出来ぬ。 中途半端じゃ、なおやれぬ。
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